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1997 Fiscal Year Annual Research Report

頭蓋冠破骨細胞の形成過程の解析

Research Project

Project/Area Number 09680732
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

丸野内 棣  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (90181825)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永田 啓子  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 研究員
秋山 秀彦  藤田保健衛生大学, 衛生学部, 講師
Keywords破骨細胞 / op / op / M-CSF / TRAP / ミクログリア / ERMP / 頭蓋冠 / サイトカイン
Research Abstract

op/opマウスを用いた頭蓋冠破骨細胞の形成過程の解析
破骨細胞は単球系の細胞で骨細胞のリモデリングに必須の細胞である。その成熟過程や活性調節には多くのホルモンやサイトカイン等が関与しているが、生化学的な解明は十分になされていない。骨代謝異常を起こす大理石病マウス(op/op)では、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)の遺伝子変異によりマクロファージや破骨細胞が形成されない。
我々は、脳内マクロファージであるミクログリアの中に、M-CSF依存性のものと、非依存性でERMP抗原陽性の亜型があること、かつop/opマウスには後者のみ含まれることを見出した。ERMP抗原陽性細胞は骨髄中の幼若な細胞に共通の性質であることから、脳内のERMP陽性のミクログリアあるいはその前駆細胞が、破骨細胞に分化する可能性が考えられた。そこで、op/opと、op/+のグリア混合培養から別々に、ERMP陽性のミクログリアを単離、培養したが、破骨細胞の指標である酒石酸耐性フォスファターゼ(TRAP)活性陽性細胞は検索されなかった。なおこの実験において、M-CSF依存性ミクログリアの出現の有無により遺伝子型の解析をしなくとも個体の表現型が野生型か変異型かを区別することが可能となった。一方、頭蓋冠中の破骨細胞の存否を明らかにするために、生後1〜2日のマウス頭蓋冠を直接または、1〜3週間培養後の薄切切片をTRAP染色したところ、いずれの場合に於いても野生型では陽性、op/opでは陰性の結果が得られた、以上二つの系に於いていずれもアッセイシステムは確立したので、今後種々のサイトカインの添加など培養条件の検討が必要な段階になった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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