1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09680770
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
竹田 稔 昭和大学, 医学部, 教授 (50110896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 民雄 昭和大学, 医学部, 助手 (50228392)
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Keywords | 脳 / PHAPI / PHAPII / プロテインキナーゼ / isotype |
Research Abstract |
ラット胎児脳に特異的に発現するタンパク質を我々が独自に開発したタンパク質マップ法により検出した後、これらを単離してアミノ酸配列分析を行うことにより1つ1つのタンパク質を同定した。これらの中には既に胎生期に優位に発現することが報告されているものも多かったが、いくつかの興味深いタンパク質も含まれていた。この中で、低分子量Gタンパク質の制御因子の一種と考えられる分子量30kDaのタンパク質、およびputative HLA-DR associated proteins PHAPIおよびPHAPIIのラットホモローグについてマウス胎児cDNAライブラリーからPCR法によるクローニングを行った。分子量30kDaの未知タンパク質についてはアミノ酸配列が決定できた領域がRhoGDIと非常に相同性が高かったため、作製したオリゴヌクレオチドプライマーの特異性が低く、現在のところクローニングに成功していない。一方、PHAPIおよびPHAPIIについてはマウスcDNAおよびgenomic DNAについてクローニングを完了した。これらの過程でPHAPIおよPHAPIIはいずれも単一のタンパク質ではなく、多くのisotypeを有することが明になった。PHAPIについては非常に相同性の高い2つの造伝子が存在していた。これらのisotypeは2つの遺伝子から選択的スプライシングによって生じるらしいことが明かとなってきた。また、これらのタンパク質の生理機能を明らかにするため細胞内の標的タンパク質を探索する過程で、PHAPIをリン酸化する未知プロテインキナーゼを見出した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Aoki K.: "Characterization of a 30-kDa protein expressed in prenatal and early postnatal rat brain cytosol." Showa Univ J Med Sci. 9(1). 57-65 (1997)
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[Publications] Kuraishi H.: "Purification and partial amino acid sequence of a fetal brain-specific 33-kDa protein." Showa Univ J Med Sci. 10(2). 149-156 (1998)
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[Publications] Nishigaki Y.: "Investigation of a putative Human leukocyte antigen-DR-associated protein II(PHAPII) homologne expressed in fetal rat brain." Showa Univ J Med Sci. 10(2). 119-128 (1998)
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[Publications] Sato T.: "A novel PHAPI-related 35-kD protein highly expressed in the developing brain" Showa Univ J Med Sci. (in press). (1999)
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[Publications] 立野 慶: "PHAPIおよびPHAPIIの標的タンパク質の探索" 昭和医学会雑誌. (in press). (1999)
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[Publications] 田中隆佳: "PHAPIキナーゼによるPHAPIのリン酸部位" 昭和医学会雑誌. (in press). (1999)