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1997 Fiscal Year Annual Research Report

対集団差別における自動的成分の測定指標の開発とその妥当性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09710110
Research InstitutionYonezawa women's junior college

Principal Investigator

柿本 敏克  山形県立米沢女子短期大学, 社会情報学科, 講師 (70269257)

Keywordsスライド呈示 / プロジェクターによる昼光時呈示 / 教示の効果
Research Abstract

2年間の研究期間中、本年度はまず「色グラデーション帯」尺度の作成、及びスクリーン投影による呈示法を確立するための予備的研究を行う計画であった。
計画段階で分けて設計していた2つの実験研究を、今年度には実際1つに合併した形で、最小条件集団実験に準じた集団実験状況において問題を検討した。被験者二十数名の参加を得た。刺激呈示方法の確立に関して、購入したプロジェクター(EPSON ELP-3500)を用いて屋内の通常の教室で点灯の上呈示したのでは、事実上十分な呈示が得られないことが分かった。そこで黒色カ-テンを閉めた上で一部点灯し、明るさ最大、コントラストその他は中の設定で、スクリーン面から5.5m、床面から1.25mの位置より刺激を呈示した。刺激はスライド呈示用ソフトを用い、色相・光度等を数値統制したものを作成し用いた。被験者はプロジェクター本体とスクリーンの間に着席し、刺激に関する一連の評定を行った。事後面接において、被験者から呈示された刺激については問題点は報告されなかった。実験者の目視によると、当該実験場面において被験者の不審な挙動は観察されなかった。
具体的な実験手続きは、じゃんけんを用いた集団分け操作の後、3種の教示((1)分割比率の美しさ、(2)集団イメージ、(3)色強調)を用意し、それぞれの教示のもとで。(1)白色帯、(2)赤のグラデーション帯、(3)赤と青が両端にあり中間が白色となったグラデーション帯、の3種の刺激に対してそれぞれの教示に従って判断を行うというものであった。全て被験者内要因計画を用いた。
教示(3)の下で回答のバラツキが相対的に大きく、また特に教示(2)と(3)の下で所属集団による判断の差がみられるなど、興味深いデータが得られているが、分析がまだ十分でないため、引き続き分析を加え、さらに次の実験計画を作成・実行していく予定である。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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