1997 Fiscal Year Annual Research Report
盲聾二重障害児の教育担当者の現職教育マルチメディア教材の開発
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09710220
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| Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
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Principal Investigator |
菅井 裕行 国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 研究員 (90290890)
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| Keywords | 盲聾 / 視覚聴覚二重障害 / 現職教育 / マルチメディア教材 / 教育実践 / コミュニケーション |
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| Research Abstract |
本研究は、盲聾二重障害児の教育に直接携わる指導担当者の現職教育に利用出来うる、盲聾児のコミュニケーション形成を主題とするマルチメディア教材を開発することを目的としている。現段階では情報が不足しがちな盲聾児教育が、今後学校現場等で展開されていく上で、指導担当者の自己研修はは必須のことであり、この研究はそのために直接資するものとなると考える。
これまで、盲聾二重障害児の教育に関して、示唆に富む指導実践例の蓄積はあるものの、現職教育に適当な資料や教材が少なく、その必要性が言われてきた。国外では北欧や英国、米国等でビデオ資料が作成されている他、カリキュラムも考案されているが、教育システムの違いからこれらを直ちに我が国で利用することは難しい。そこで筆者が直接関与している実践例および我が国での実践例のうち、利用可能な映像データおよび資料を集め、これらを主にコミュニケーションの視点から整理・編集して教材化することをすすめている。本年は2年計画の1年目にあたり、映像資料の収集、教材として取り上げる内容に関連する研究協議会を開き、教材の全体スクリプトの構成を検討する段階にまですすんでいる。実際の内容としては、筆者が直接関係している国立特殊教育総合研究所での教育相談における教育実践において記録された映像資料、記録資料と、協力者から提供を受けた映像資料(ビデオテープ、写真)が収集された。これらの資料をもとにコミュニケーションおよび遊びに関して、一次的なスクリプトを作成した。また、この研究に関する協力者に集まってもらい、特定の事例に基づく実践経過について発表および協議を含んだ研究協議会を開いた。
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