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1997 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータを用いた古代日本語助動詞の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 09710298
Research InstitutionOtemae University

Principal Investigator

高山 善行  大手前女子大学, 文学部, 助教授 (90206897)

Keywords古代語 / 助動詞 / 文字列検索 / 枕草子 / 源氏物語
Research Abstract

今年度は本テーマにおける研究の1年目であり、当初の研究目的に沿って研究設備を整え、研究者との討議、データの試作など、研究方法の確立に重点をおいて研究を進めてきた。研究成果は以下のとおりである。
1 古代語助動詞の研究課題
古代語助動詞を研究していく上で、現在どのようなデータが必要とされているかについて、研究者間で討議を行い、助動詞相互の連結(相互承接)に関する基礎データが優先されるべきであることを確認した。なお、このようなデータが個人所有のものであり、公開されていないことがわかった。
2 研究資料として用いる本文
当初は源氏物語を資料とする予定だったが、言語量が少ない他の作品でデータの試作をすることにした。討議、検討の結果、平安中期の『枕草子』を資料として用いることに決定した。スキャナーで読みとる本文は、岩波新大系本を用いることにした。本文の異同については『校本枕草子』を利用した。
3 データの作成方法
まず、注釈書の本文をスキャナーで画像ファイルとして取り込む。それをOCRソフトでテキストファイルに変換する。そのテキストファイルから文字列検索ソフトを使って助動詞の相互承接を検索する。検索作業を効率化するために、対象とする助動詞の表記を統一したり、カタカナに変換しておく、というように、あらかじめテキストを加工ておく必要があることがわかった。このようにして、『枕草子』で試作データを作成した。
以上の成果にもとづき、次年度においては『源氏物語』でのデータ作成に取り組み、研究成果を公開する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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