1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09730016
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大瀬戸 真次 立命館大学, 経済学部, 助教授 (00278475)
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Keywords | メカニズムデザイン / 公共財 / オ-クション / 戦略的操作不可能性 / 個人合理性 / 需要単調性 |
Research Abstract |
本研究では、公共財を純粋公共財と排除可能な公共財に分類し、それぞれの供給に関する望ましい経済メカニズムの設計を試みた。経済メカニズムの望ましさを測る基準として、戦略的操作不可能性、個人合理性、需要単調性、市民主権という4つの公理を導入し、これらの公理を満足する経済メカニズムの特定化を行った。純粋公共財に関しては、固定された費用負担ルールのもとでの全員一致のメカニズムが、また排除可能な公共財に関しては、提携に対して固定された費用負担ルールのもとでの(最大の提携の)全員一致のメカニズムが、4つの公理を満たすメカニズムであることが証明された。これらの結論から、純粋公共財よりも排除可能な公共財の方が、4つの公理を満たし、より効率的な経済メカニズムを設計できることが明らかとなった。さらに、オ-クションにおける望ましい経済メカニズムの設計を試みた。戦略的操作不可能性、個人合理性、需要単調性、補償の公平性という4つの公理を満足する経済メカニズムの特定化を行った。
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[Publications] Shinji Ohseto: "Strategy-Proof Allocation Mechanisms for Economies with an Indivisible Good" Social Choice and Welfare. (forthcoming).
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[Publications] Rajat Deb: "Strategy-Proof and Individually Rational Social Choice Functions for Public Good Economies : A Note" Economic Theory. (forthcoming).