1997 Fiscal Year Annual Research Report
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09730058
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
泉田 成美 東北大学, 経済学部, 助教授 (50272505)
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| Keywords | メインバンク |
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| Research Abstract |
今年度は2年間の研究期間の1年目であることから、計量経済学的な実証分析を実行するためのデータの収集・整理、データベースの作成を行った。すなわち、1961年から1994年を分析対象期間として、東京・大阪・名古屋の各証券取引所1部に上場している企業に関して、メインバンクの有無とその名称、メインバンクからの借入金と借入比率、メインバンクによる持株比率を調査し、それらを財務データと結合したデータベースを作成した。次年度は、さらにメインバンクからの役員派遣の実態を調査し、データベースを拡充した上で、メインバンクの有無やメインバンクによる株式保有・役員派遣が企業行動に対して与える影響について実証分析する予定である。具体的には、資金調達コスト(有利子負債金利)や資金の調達方法、企業利益、成長率、生産性、投資活動、経営不振期における行動(従業員の削減、資産の売却、業務の見直し、役員交替など)に対して与える影響を分析する予定である。
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