1998 Fiscal Year Annual Research Report
ミリ波・サブミリ波観測による原始星のX線放射機構の研究
Project/Area Number |
09740170
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
関本 裕太郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (70262152)
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Keywords | 原子星 / ミリ波天文学 / サブミリ波天文学 / X線天文学 / ガンマ線天文学 / 分子雲 / 分子流 |
Research Abstract |
X線衛星「あすか」が分子雲に埋もれた原始星からの硬X線を検出したことは、星形成における新たなブレークスルーであり、「あすか」の最大の成果の一つである。原始星のX線放射は、質量・磁場・角運動量と密接な相関があると考えられることから、星形成の研究において不可欠な研究課題である。しかし、原始星のX線放射については、「いつX線放射がはじまるか」「どのような機構でX線が放射されるか」といった基本的なことが全くわかっていない。これらの問いに答える目的で、X線放射原始星のミリ波・サブミリ波観測をおこなっている。ハワイ島のCSOでへびつかい座、南冠座、NG6334のX線放射原始星のサブミリ波観測をおこなった。サブミリ波CO(J=3-2)による分子流の超高速度成分の検出をおこなった。また、超高密度(n=10^7)をトレースするCS(J=7-6)輝線の観測をおこない、X線放射原始星に高密度分子雲コアが付随することを明かにした。これは、X線を放射する原始星が非常に若いことを示唆している。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Y.Sekimoto: "Millimeter and Submillimeter-wave Observations of X-Ray Emitting Protostars" Japanese-German Workshop on High Energy Astrophysics. (in press).
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[Publications] T.Hirota,et al.: "Measurements of the 492 GHz Atmospheric Opacity at Pampa la Bola and Rio Frio in Northern Chile" Publications of the Astronomical Society of Japan. 50. 155-162 (1998)
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[Publications] J.Inatani,et al.: "Single sideband mixing at submillmeter wavelengths" Ninth International Symposium on Space Terahertz Technology. (in press). (1998)