1997 Fiscal Year Annual Research Report
格子QCDによるBメソンのセミレプトニック崩壊構造関数の計算
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09740226
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Research Institution | The High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
橋本 省二 高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (90280510)
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Keywords | Bメソン / 格子QCD / セミレプトニック崩壊 |
Research Abstract |
Bメソンの崩壊を通じて標準模型のパラメタの決定を行なう際には、崩壊構造関数の理論的な決定が不可欠である。格子QCDの数値シミュレーションはこれを可能にする有力な方法の一つであり、ここ数年間にわたって私自身を含む世界中の研究者によって研究が積み重ねられてきた。 まず、bフォークという重い粒子を格子上で効果的に扱う方法は、ほぼ確立され、これに関する系統誤差は非常に小さく抑えることができる。私自身を含む日本のグループは、これにもとづいてBメソンの崩壊定数の計算を行ない、10%以内の誤差でこの量を決定することに成功した。 つぎにセミレプトニック崩壊の構造関数の精密な計算のための準備を始め、いくつかの予備的な研究結果を得られた。半年間の短い期間の研究であったため、残念ながら最終結果を得るには至っていないが、今後もより精密な計算のために研究を続ける必要がある。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S.Aoki, et al.: "B meson decay constant with the Wilson and Clover heavy quark actions" Nucl.Phys. (Proc.Suppl.). 63. 356-358 (1998)
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[Publications] H.Matsufuru, et al.: "First study of B → π semileptonic decay form factors using NRQCD" Nucl.Phys. (Proc.Suppl.). 63. 368-370 (1998)
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[Publications] S.Aoki, et al.: "Heavy quark mass dependence of semileptonic form factors for B decays" Nucl.Phys. (Proc.Suppl.). 63. 380-382 (1998)