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1997 Fiscal Year Annual Research Report

フレッシュコンクリートの材料分離抵抗性の定量化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09750651
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

黒川 善幸  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50242839)

Keywordsレオロジー / ビンガム定数 / 降伏値 / 塑性粘度 / マトリックス分離流出試験 / 材料分離の構成則 / 分離降伏値 / 分離塑性粘度
Research Abstract

本研究は,フレッシュ状態におけるセメント系粘塑性材料の流動性状をレオロジーに基づいて論的・解析的に把握して各種の新材料・新工法に関する合理化・省力化の基本的な原理を明らかにすることを最終的な目的としている。ここでは、これらの解析プログラムをより汎用的な解析手法とするため、材料分離の構成モデルを検討するため材料分離試験を行った。さらに、この種の材料を連続体モデルに近似した場合の構成モデルの提案を行うとともに、配筋下でのフレッシュコンクリートの挙動を明らかにして、よりマクロな立場から材料分離抵抗性の検証を行う。
平成9年度は、フレッシュコンクリートのマトリックス流出分離試験装置を開発し、各種の実験を行った。この試験は、円筒容器の底面にメッシュを取りつけ、試料上面から荷重を掛けながら、マトリックスモルタルの流出量を試料上面の沈下量により測定するものである。
マトリックス分離流出試験の結果、マトリックス流出曲線から流出分離応力と流出分離ひずみ速度の関係をプロットした。また、分離の構成則として粘塑性モデルと仮定し、流出分離降伏値と流出分離塑性粘度の形で定量化を行った。今後これらの値を入力値として、フレッシュコンクリートの分離に関するシミュレーションを行なう。
また、各種コンシステンシー試験の結果からビンガム定数である降伏値と塑性粘度の推定を行ない、各分離定数との関係を明らかにした。さらに、材料分離の指標となる円筒貫入試験結果との相関関係も確認された。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 水柿洋之: "フレッシュコンクリートのマトリックス流出分離試験方法に関する実験的研究(その1:実験概要および基礎物性)" 日本建築学会構造系論文集. No.36. 9-12 (1998)

  • [Publications] 王 迎華: "フレッシュコンクリートのマトリックス流出分離試験方法に関する実験的研究(その2:流出分離試験結果)" 日本建築学会東海支部研究報告集. No.36. 13-16 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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