1997 Fiscal Year Annual Research Report
耐食性亜鉛合金めっきに及ぼす添加金属元素の効果と析出挙動
Project/Area Number |
09750788
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
市野 良一 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 講師 (70223104)
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Keywords | 耐食性めっき / ZN合金めっき / 金属添加元素 / Cr^<3+>イオン |
Research Abstract |
耐食性亜鉛合金めっきを行い,電析メカニズム,皮膜特性について検討した。 めっき浴には,まず,酸性硫酸亜鉛-硫酸クロム混合水溶液を用いてZn-Cr合金めっきを行った。クロムイオンには,有害なCr^<6+>ではなく,環境負荷の小さいCr^<3+>のものを用いた。添加剤には各種分子量の異なるポリエチレングリコール(PEG)を用いた。PEGを添加することによりクロムの共析量が増加した。電析電流密度を0.3〜1.2A/cm^2に変化させたところ,電流密度の増加とともにクロム含有量も増加した。また,PEG分子量は1540のものが最もよく亜鉛合金のクロム含有量を変化させた。一方,電析温度が高くなると,合金中のクロム含有量が低下した。PEGによる共析効果が弱くなるものと思われる。電析電流密度,電析温度によらず,クロム含有量が10%を越えると,電析物の表面形態が変化し,割れが存在した。また,電析温度が低いほど結晶粒の細かいなめらかな形態であった。
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Research Products
(1 results)