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1998 Fiscal Year Annual Research Report

X線励起電流検出による固気界面の化学状態分析

Research Project

Project/Area Number 09750885
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

早川 慎二郎  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (80222222)

KeywordsX線励起電流 / 放出電子 / XAFS / 表面分析
Research Abstract

昨年度に開発を行った放出電子カウンターを用いてHe+10%メタン雰囲気中でMo、Ni箔などからの放出電子をパルスとして検出することに成功し、ガス雰囲気中での放出電子分光を実現した、また、分析深さを検討した結果、12.5nm程度の分析深さであることが明らかになった。
本年度は開発した放出電子カウンターを用いてXAFS測定への応用を行った。X線励起電流検出によるXAFS測定の特徴は表面敏感な点にあるが、蛍光X線収量法では問題となる自己吸収効果によるXAFSスペクトルの変形が生じない点で透過法と同様な信頼性の高いデータを得ることができる事を明らかにした。また、自作したカウンターでは試料をカウンターの内部に設置するため計数率の面でも有利である。このような特徴を生かして回転陽極型のX線発生装置を用いてXAFS測定を実現することができた。
本研究では目的とした成果を上げることができたが、さらに今後の展開として試料雰囲気を制御しながら放出電子測定を行うことのできるチャンバーを作成中である。このチャンバーを用いて酸化、還元反応や腐食反応による表面の変化を追跡する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S.Hayakawa et al.: "Electron spectroscopy using a gas-flow proportional counter and its application to XAFS measurements" Jpn.J.Appl.Phys.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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