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1997 Fiscal Year Annual Research Report

サツマイモにおける分子農業技術の確立に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09760009
Research InstitutionIshikawa Agricultural College

Principal Investigator

大谷 基泰  石川県農業短期大学, 附属農業資源研究所, 助教授 (20223860)

Keywordsサツマイモ / 遺伝子導入 / ヒトエリトロポエチン
Research Abstract

本年度は、サツマイモの形質転換をおこなうためのヒトエリトロポエチン(Epo)遺伝子を持つベクターの構築をおこなった。まず、Epo遺伝子とノパリン合成酵素(Nos)遺伝子のタ-ミネーターをそれぞれpUC18に導入したベクターを作製してから、pBluescriptll Sk_+中でEpo遺伝子とNosタ-ミネーターを連結させた。次に、CaMV35SプロモーターをEpo遺伝子とNosタ-ミネーターに連結させてキメラ遺伝子を作製した。現在このキメラ遺伝子をハイグロマイシン耐性(hpt)遺伝子と連結させる最後の操作をおこなっているが、Epo遺伝子内部に様々な制限酵素サイトが存在するために、最後のライゲーションを平滑末端でおこなわなければいけず、最終的な形質転換用のベクターの完成が遅れている。今後は、平滑末端を用いる方法でさらに進めていくとともに異なった方法も考えてみる。
一方、植物材料では予備的な実験から、サツマイモのより広範囲な品種・系統からembryogenic callusを誘導するためには、培地に添加する植物生長調節物質としては4FAよりもpicloramの方が適当であることがわかった。具体的には、LS基本培地に1mg/l picloram,0.3% sucrose,0.32% gellan gumを加えた培地を用いるとより広範囲のサツマイモ品種からembryogenic callusを誘導できることがわかった。Epo遺伝子を導入する形質転換の実験では、サツマイモ品種高系14号の茎頂から誘導したembryogenic callusを用いる予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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