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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ブドウ台木根系の機能の動的解析法とその矮性台木育種への利用

Research Project

Project/Area Number 09760028
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

本杉 日野  京都府立大学, 農学部, 講師 (10182172)

Keywordsブドウ / 根 / 矮性台木 / 倍数体
Research Abstract

(1)新規台木の育成
台木数品種を組織培養法下に置き、コルヒチン処理を行なった。気孔のサイズにより一時スクリーニングをした後、根端の染色体数、フローサイトメトリーによる核内DNA量を無処理個体と比較し、明らかに4倍体になったもの3品種と、倍数体キメラ化した個体数種を得た。獲得した4倍体台木を大量増殖し、試験管内での生育と、根の形状について2倍体と比較したところ、4倍体台木では明らかに根が太く短い傾向があった。さらにこれらの台木としての特徴を早期に比較調査するための、栽培品種'巨峰'を穂木として試験管内接ぎ木(マイクログラフティング)の方法を検討した。また、次年度の実験に備えて、獲得した4倍体台木を多数鉢上げ馴化した。
(2)台木の根の生育特性、養水分供給能力の解析法の検討
台木の根系の発達と穂木の生育との関係を動的に捉えるために、まずは既存の栽培品種(2倍体)とその4倍性変異体を台木とし、同一の穂木品種を接ぎ木したものをモデルとして育成した。この接ぎ木苗において根の形態を35mmカメラで撮影しフィルムスキャナーでコンピューターに取り込み、画像解析ソフトを用いて根の長さ、直径を測定する手法を検討した。また、台木の吸水能力の測定のための、直径数mm程度の比較的細い茎で使える茎流センサーの作製を行った。次年度は、このセンサーを用いて、(1)で育成した台木の4倍体の吸水能力の測定を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 本杉 日野: "4倍体ブドウの根系について" ASEV 日本ブドウ・ワイン学会誌. 8巻3号. 198-199 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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