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1997 Fiscal Year Annual Research Report

非接触・非破壊によるミニトマトの硬さ測定

Research Project

Project/Area Number 09760230
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

森尾 吉成  京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (90273490)

Keywordsミニトマト / 硬さ / 非接触・非破壊 / 表面色 / 表面積 / 3次元形状再構築
Research Abstract

ミニトマトは,完熟する過程でその表面色が緑色から赤色に変化し,それと同時に硬さも柔らかくなる.この色変化は,普通のトマトと同じであるが,ミニトマトの収穫時期は,表面色が全体的に赤味を帯びた時であり,表面色からその硬さを予測することは,人間の目では困難である.まず,分光光度計により完熟ミニトマトの表面色を観察し,部分的に緑色の存在することを確認した.トマトの色発現は,トマト表面に分布している発色点と呼ばれる点から放射状に色変化を起こすものである.ミニトマト全表面に対して,トマトの枝と尻を結ぶ軸を考えた場合,それに垂直な断面は,円形状をしており,その周上を60度ずつ4等分した形に表面色が,赤,緑,赤,緑と変化しているのが観察された.このことから,一見変化の少ない完熟ミニトマトの硬さ推定は,トマト側面の赤・緑色の面積比率及び分布状態によって推定できるものと期待される.それにはまず,トマト表面上で赤色,緑色の占める割合を正確に計算することが必要である.これには,トマトの3次元形状を正確に再構築する必要があるが,トマトのシルエットによる3次元形状再構築法を検討し,ある程度の形状を構築することが可能であることを確認している.これにより,まず赤色,緑色の比率をある一定の色閾値を決めることによって求めることが可能となり,また,表面のそれぞれの色の分布状態も3次元的に把握可能となる.今後は,赤色,緑色の閾値をどのように決定するかを中心として,ミニトマトの表面色について調査する予定である.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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