1998 Fiscal Year Annual Research Report
心筋症ハムスター心筋膜異常のサルコグリカン機能解析からの解明
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09770036
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
岩田 裕子 国立循環器病センター研究所, 循環分子生理部, 室員 (80171908)
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Keywords | サルコグリカン / シントロフィン / アクチン / 心筋症 / カルモデュリン |
Research Abstract |
アンチセンスDNAを導入してSGを減少させた骨格筋由来の培養細胞を用いた実験系を作成した。サルコグリカン欠損細胞に伸展刺激をくわえるとこれらの欠損細胞は傷害をおこし細胞からクレアチンキナーゼの漏出をおこし心筋症や筋ジストロフィーの病態モデルとして利用できることが明らかとなった。 アデノウィルスベクターを用いてBIO14.6ハムスター骨格筋にδ-SG遺伝子を導入したところ、4種すべてのSGが細胞表面膜に正常ハムスター骨格筋と同様に発現しδ-SG遺伝子導入により他のSG欠損が相補できることが明らかになった。 さらにα1-syntrophin(Syn)と呼ばれる別のジストロフィン複合体タンパク質の機能についても検討した。synそれ自身がアクチン、カルモデュリンと結合することを明らかにし、それぞれの結合部位を同定した。アクチン結合部位は2ヵ所、PH2ドメインを含む領域(アミノ酸274-315)およびSUドメイン(アミノ酸449-505)でKdはそれそれ0.15PMと0.5ドMであった。カルモデュリン結合部位も2ヵ所あり、カルモデュリンとの親和性が低い(Kd 0.3μM)PHlaドメイン(aa.1-38)と親和性の高い(Kd15nM)PDZドメインの各々がsynのカルモデュリン結合に寄与していることが明らかになった。
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[Publications] Yuko Iwata: "α1-Syntrophin has distinct binding sites for actin and calmodulin" FEBS Letters L. 42.3. 173-177 (1998)
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[Publications] Tomokazu Yoshida: "B1 directional Signaling between Sarcoglycans and the Integrin Adhesion System in Cultured L6 Myocyles" J.Biol.Chemistry. 273(3). 1583-1590 (1998)
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[Publications] 吉田智一: "Sarcoglycanのチロシンリン酸化を介するdystrophin複合体とintegrin細胞接着システムとの相互作用" 心筋の構造と代謝. 20. 47-55 (1998)