1997 Fiscal Year Annual Research Report
シクロペンテノン型抗癌性プロスタグランジンへの感受性と輸送体分子発現の相関
Project/Area Number |
09770059
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
金井 直明 山梨医科大学, 医学部, 助手 (40194881)
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Keywords | PGT / シクロペンテノン型プロスタグランジン |
Research Abstract |
シクロペンテノン型プロスタグランジン(PGA,PGJシリーズ)は特異的な細胞外受容体を持たず、トランスポーター(輸送体)により細胞内へ取り込まれた後、核に移行し強力な抗腫瘍作用を示す。この型のプロスタグランジンではトランスポーターへの親和性、通過性が極めて重要な意味を持つ。我々のクローニングしたプロスタグランジン トランスポーター(PGT)がこの過程に関与しているかどうか検討するため、ヒトPGTの安定発現株を作成した。 現在、この細胞を使い以下の検討を行っている。 1、シクロペンテノン型PGTへの親和性(Ki:3H-PGE1の取り込み抑制から計算)。 PGA1 約2uM PGA2 約1uM PGJ2 約4uM 2、PGT安定発現株と非発現株においてPGA1への感受性の違い。
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