1997 Fiscal Year Annual Research Report
中年期就労女性のストレス・ストレス対処行動と更年期の不定愁訴との関連
Project/Area Number |
09770280
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
登坂 由香 金沢医科大学, 医学部, 助手 (90288275)
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Keywords | 女性 / ストレッサー / ストレス対処行動 / 更年期障害 / 不定愁訴 |
Research Abstract |
中年期就労女性のストレッサーとストレス対処行動の特徴と健康問題、さらに更年期の不定愁訴との関係を明らかにすることが本研究の目的である。 ストレッサーとストレス対処要因、ストレス感受性を組み込んだ質問表SSCQ(Stress & Stress-Coping Questionnaire)を用い、さらに更年期障害の問診調査や健康調査により、中年期就労女性の身体面、精神面を総合的に評価し、サポートする1つの手段を提供していくことが最終的な位置づけと考える。 今年度の計画は、対象者の獲得であった。就労女性、約1,000人を対象目標数としている。複数の企業にその主旨の意義を了解してもらうことが必要であり、さらにまとまった就労女性数の獲得が必要であるため、予想に反して時間を費やす結果となった。現段階では、目標対象者数の約半数を解析中であり、新たな知見等の成果を発表する段階にはない。平成10年度は申請書の研究計画に沿って、更なるデータ入力、SSCQによる心理学的評価、また対象者の成人病検診成績と問診結果の解析、さらに中高年齢層に予想される不定愁訴とライフスタイルや心理学的傾向との関連を解析し、年代や職種によるストレスの状態と成人病、更年期障害などの健康問題を考察していく予定である。
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