1997 Fiscal Year Annual Research Report
シスプラチン薬剤耐性におけるカルシニョーリンの役割
Project/Area Number |
09770311
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
植木 嘉衛 群馬大学, 医学部, 助手 (20272239)
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Research Abstract |
現在シスプラチン耐性株における、カルモジュリン依存性脱リン酸酵素であるカルシニューリンの発現を検討中である。また、この酵素の発現に関しては,それに影響を与える因子について、あまり情報がない。抗癌剤であるメソトレキセート投与にて、この酵素のmRNAの発現が低下することが判明し、このメソトレキセートのカルシニューリン発現に与える影響について詳細に検討中である。また、カルシニューリン過剰発現細胞株樹立のために、その発現ベクターを作成中である。今後他の抗癌剤のカルシニューリン発現に与える影響についても検討を加える予定である。また、抗癌剤投与にて、カルシニューリンの発現が変化するため、細胞サイクルと、カルシニューリンの発現についても検討する予定である。
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