1997 Fiscal Year Annual Research Report
Leukotoxinの好中球に対するautocrine機序に関わる研究
Project/Area Number |
09770411
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
飴嶋 慎吾 福井医科大学, 医学部, 助手 (60262614)
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Keywords | leukotoxin (Lx) / 好中球 / Chemotaxis / 接着分子 / 急性肺障害 |
Research Abstract |
1.好中球に対するLeukotoxin(Lx)、Diolの影響 1)好中球Chemotaxisに対する効果(Boyden法の変法) Lx10^<-7>-10^<-6>Mで好中球Chemotaxisの有意な上昇を認め、10^<-9>Mより濃度依存的な上昇を認めた。一方、Diolでは10^<-9>-10^<-7>Mで好中球Chemotaxisの有意な上昇を認め、Lxよりも低濃度で誘導された。 2)好中球のoxygen radicals産生に対する効果(DCFH-DA法) LxあるいはDiolの刺激で好中球からのperoxide(H_2O_2)産生は誘導されなかった。 2.接着分子発現に対するLxの影響(Flow-Cytometry法) 1)好中球の接着分子に対する効果(CDlla,b/CD18) Lxの刺激で好中球の接着分子発現は認められなかった。 2)血管内皮細胞(HPAEC)の接着分子に対する影響(ICAM-1) 内皮細胞の好中球に対する接着分子(ICAM-1)の発現もLxにより誘導されなかった。 3.まとめ 活性化好中球より生成されるLxあるいはDiolの好中球自体に対する効果として、それぞれ比較的低濃度では好中球Chemotaxisの誘導が認められた。10^<-5>M以上の比較的高濃度のLxでは好中球自体が傷害される。
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