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1998 Fiscal Year Annual Research Report

時間分解測定法を応用した子宮頚癌に対する放射線治療効果の予測因子に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09770692
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

鈴木 一徳  浜松医科大学, 医学部, 助手 (30281059)

Keywords子宮頚癌 / 時間分解分光測定法 / 光吸収係数 / 光散乱係数 / 放射線治療 / 局所制御 / 予測因子
Research Abstract

子宮頚癌の光学的情報を得るために,時間分解分光測定装置を用いてin vivoにて光学的パラメータを測定した.対象:子宮頸癌に対する放射線治療後で局所制御が得られている6症例および治療前の坦癌状態である3症例において光学的パラメータを測定した.
方法:子宮頸部用測定プローブを子宮頸部に密着させた状態で,光ファイバー間距離15mmまたは20mmにて反射光を測定した.時間分解分光測定測定装置により得られた時間分解曲線を理論式にフィッテングさせ,750nmと830nmにおける光吸収係数や光散乱係数等のパラメータを算出することを試みた.
結果:光ファイバー間距離15mmでは理論式へのフィッティングが困難で光学的パラメータの解析は不可能であった.解析可能であった坦癌状態である2症例の光吸収係数は,治療後の3症例に比べ高値であった.光散乱係数は,坦癌症例において低値であった.
結論:子宮頸部および子宮頚癌の光学的性質は乳腺などに比し,吸収係数高値,散乱係数低値であり解析が容易でなかったものの,ファイバー間距離を20mm以上であれば本法にて光学的パラメータの測定が可能であることが明らかとなった.症例数が少なく,放射線治療効果の予測因子になり得るかについては検討不可能であったが,局所制御が得られた症例と治療前の坦癌症例間には光学的性質の差異が認められ,治療効果判定に有用である可能性が示唆された.今後は症例を蓄積し,放射線治療効果の予測因子となり得るか検討するつもりである.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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