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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ドーパミンD_4レセプターの高感度アッセイを目的とする放射性ヨウ素標識薬剤の開発

Research Project

Project/Area Number 09770694
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

飯田 靖彦  京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60252425)

Keywords高感度ラジオレセプターアッセイ / ドーパミンD_4レセプター / 放射性ヨウ素標識化合物
Research Abstract

本研究では、ドーパミンD_4レセプターに高い親和性、選択性を持つ放射性ヨウ素標識リガンドを設計、合成し、簡便で高感度なラジオレセプターアッセイ法の開発を行うことを計画した。まず、D_4レセプターに選択的に結合することが知られているYM-43611:(S)-(+)-N-(1-benzyl-3-pyrrolidinyl)-5-chloro-4-[(cyclopropylcarbonyl)amino]-2-methoxybenzamideの化学構造に着目し、その構造-活性相関に関する検討から、ベンザミド核の5位に放射性ヨウ素を導入することとした。そこで、非放射性ヨウ素体を合成し、ドーパミンレセプターへの親和性について、D_2、D_3レセプターを個別に発現させたCHO細胞、並びにD_4レセプターを発現させたHEK293-EBNA細胞を用い、[^3H]-nemonaprideを放射性リガンドとする阻害実験により測定した。その結果、本化合物はD_4レセプターに高い親和性、選択性を示し、親和性では、現在臨床で用いられているクロザピンの約10倍、選択性でも、D_2比で約15倍、D_3比で約2倍となり、高感度ラジオレセプターアッセイに必要な基本的性質を有することがわかった。これより、放射性ヨウ素標識体を合成するため、まず、臭素前駆体を合成し、Melt法に基づくハロゲン交換反応を行った。その結果、放射化学的収率およそ85%、HPLC分取後の放射化学的純度およそ96%で目的物を得た。しかしながら、前駆体である臭素体との分離が悪く、この臭素体が同様にD_4レセプターに親和性を有することから、これについては他の方法を検討するとともに、脳組織を用いた、D_4レセプターの最大結合数の測定、病態による機能変化について検討する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] H.Saji, et al.: "Synthesis and Characterization of Radioiodinated (S)-5-Iodonicotine:A New Ligand for Potential Imaging of Brain Nicotinic Cholinergic Receptor by Single Photon Emission Computed Tomography." Chem.Pharm.Bull.45. 284-290 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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