1997 Fiscal Year Annual Research Report
院内イントラネット上での電子シャウカステンシステムの構築とその活用
Project/Area Number |
09771057
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
大泉 太郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50265831)
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Keywords | イントラネット / ネットワークデータベース / インフォームドコンセント / 脳神経外科 / 電子シャウカステンシステム |
Research Abstract |
まず、院内に既存の光ファイバー通信網を利用し、当科専用の光ファイバー対応のHUBと各部署ごとのHUB、各部屋への配線と情報コンセントの設置で、病棟と手術室、検査室、医局を結ぶネットワークを構築した。 当初は病院内で構築中のネットワークを利用し、その中でサブネットを構築する予定であったが、それはインターネットと接続されており、この研究では患者情報を扱うため、安全性の問題から、新たなネットワークを組むことになった。 医局のMacintoshで、WWWとFTP、データベースのサーバーソフトを立ち上げ、TCP/IPで接続された各部署の端末からはブラウザやFTPソフトでアクセスするイントラネットを構築した。 ネットの内容は患者用、学生用、看護婦用、医師用に分かれ、患者用以外はIDとパスワードでアクセス制限されている。 患者用としては、病棟の待合い室に専用のコンピュータが設置されており、ビデオや音声を含む、脳神経外科の検査や看護、疾患についての分かりやすい情報が常時提示され、データベースと連動したアンケートも行っている。 学生用は、臨床実習の学生用の講義に関する情報を提示しており、講義の後でも自由に学生が学習できる。 看護婦用は、看護研究などに利用している。 そして医師用ネットでは、検査室の端末にデジタルで送られたMRIやCT、それら三次元再合成像などの画像情報を加工し、サーバーにFTPで送り、主訴や経過、検査情報などは病棟から受け持ち医がブラウザからデータベースに入力し、患者データベースを作製し、手術やカンファレンス、症例検討などに活用している。 また、検査や治験、手術に関する詳しい情報も提示し、患者への説明に活用している。
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