1997 Fiscal Year Annual Research Report
肩関節周囲筋群の肩前方ストレスに対する反射収縮の解析
Project/Area Number |
09771084
|
Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
吉川 玄逸 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00252388)
|
Keywords | 肩関節 / 筋電図 / 前方不安定症 |
Research Abstract |
上記研究課題のうち、本年度は 1.肩甲下筋の動的筋電図測定の確率と、2.健常人における肩周囲筋群の前方ストレスに対する反射収縮の測定を課題として研究を進めた。 1.においては まず数種類のワイヤー電極の中から強度および安全性を考慮して白金イリジウム線(外径0.08mm、エポキシ/カシューコーティング)を選択し、全長75cmに切断,両端約1cmにわたり,コーティングを剥脱させ,23G×60mmカテラン針の中に通したものを作成した。肩甲下筋へは背部から刺入を試みた。被験者を立位にて上肢前方挙上姿勢にし,肩甲骨内側縁から肩甲骨に沿うように電極針を刺入し,ワイヤー電極のみ留置されるよう慎重にカテラン針を抜去する。約5cmの間隔をあけて同様にワイヤ電極を留置する。本法にて健常ボランティアを対象に肩甲下筋の活動電位の測定を行ったが電極留置が不適当であったためか計測不能例が多い結果となった。現在、留置法を改良中である。 2.においては、肩甲下筋以外の筋に関して一部データを得たが、明らかな反射収縮は認めなかった。
|