1997 Fiscal Year Annual Research Report
Nitric oxideを介する勃起反応におけるテストステロンの関与の検討
Project/Area Number |
09771208
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
三輪 吉司 福井医科大学, 医学部, 助手 (10209968)
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Keywords | NO / 勃起 / テストステロン |
Research Abstract |
NOを介する勃起反応にテストステロンが如何に関与しているか確かめるためにまず予備実験として正常なラビットと去勢したラビットの勃起現象を比較した。 麻酔下のラビットの陰茎海綿体に塩酸パパベリンを注射し勃起を誘発してみた。これでは正常群と去勢群に差が認められなかった。塩酸パパベリンによる勃起誘発はneurohormonalなものでありこれにより差を認めないということはvascularには両群間に差がないということである。NOはnon-adrenergic non-cholinergic neurotransmitterでありNOを介する勃起反応に去勢群で変化が生じるとすればneurogenicなものであるはずであり実験結果はこれを支持するものである。 次にneurologicalな変化を確認するために麻酔下のラビットを開腹し、勃起に関与する神経を電気刺激し勃起を誘発する実験に取りかかった。勃起のmoniteringは陰茎海綿体内圧測定で行っている。ただ十分な勃起を達成する条件の設定が困難であり、未だ正常群と去勢群の比較結果を得るに至っていない。 今後、去勢によるneurologicalな勃起現象の変化が確認されればラビットの陰茎海綿体小切片をmuscle bath内に吊し、電気刺激による弛緩反応がNO合成酵素やNO donor等の存在下で変化するかどうかを観察していく。
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