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1998 Fiscal Year Annual Research Report

尿路癌における血管新生因子の局在および二層培養システムでの血管新生阻害物質の検索

Research Project

Project/Area Number 09771222
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

奈須 伸吉  大分医科大学, 医学部, 助手 (10274755)

Keywords血管新生阻害物質 / 尿路癌 / 褐色細胞腫 / VEGF / Adrenomedullin
Research Abstract

(1) ヒトVEGFの免疫染色で、正常腎の近位及び遠位尿細管と腎細胞癌に、また副腎腫瘍のうち褐色細胞腫の細胞質にVEGFが陽性であった。
(2) ヒト血管内皮細胞(HOME cell)とヒト腎癌細胞株KPK-13との二層培養系で、interleukin-1、interferone-α、angiostatinを添加し、HOME cellの管腔の長さを計測したところ、いづれもコントロールに比べて血管新生が阻害された。
(3) ヌードマウスにKPK-13を皮下移植し腫瘍径が5mmを越えたところで、interleukin-1、interferone-α、angiostatinを投与したところ、いづれも腫瘍の増殖が抑えられ、マウスの生存日数が延長した.
(4) (3)の腫瘍でVEGFとマクロファージの発現を免疫染色で調べたところ、両者の発現強度は正の相関を示した.
(5) ヒト褐色細胞腫組織27例で、Adrenomedullin(ADM)、Vascularendolitelial growth factor(VEGF)、Neuropeptide Y、Chromogranin A、Vasoactiveintestinal peptide(VIP)、Calcitonin gene-related peptide(CGRP)、Corticotropin releasing factor(CRF)の免疫組織染色を行った.ADVは19例(70%)で、VEGFは18例(67%)で陽性であった.高血圧群と正常血圧群1に分けると、ADIVとVEGFが高血圧群で有意に強く染まり、ADIVとVEGFおよびCGRP、VIP、VIPとCGRPおよびCRFとの間に順相関が認められた.次に、ヒト褐色細胞腫組織7例でRT-PCRを行った.ADIV、VEGFともに6例で陽性であった.以上の結果は,第86回日本泌尿器科学会総会および第50回日本泌尿器科学会西日本総会で発表した.
また第87回日本泌尿器科学会総会などで発表する予定である.

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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