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1997 Fiscal Year Annual Research Report

左右眼非共同運動における中枢適応の検討とモデルシミュレーション

Research Project

Project/Area Number 09771333
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

伊藤 健  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50251286)

Keywords眼球運動 / 中枢適応 / 電気眼振計 / シミュレーション
Research Abstract

本研究を遂行する上での2つの主要な技術的課題として、(1)左右眼非共同刺激が可能な刺激系の作成と(2)コンピュータシミュレーションが可能な環境の整備がある。本年度は、これら2つの課題を試行錯誤を経てクリアすることに費やされた。(1)左右非共同刺激に関しては、当初、ハイビジョン3Dシステム(SONY製)を使用する予定であった。しかし、大画面テレビを購入する前の予備実験として、既存のハイビジョンテレビ(大画面ではない)を用いて、このシステムを使用したところ、左右眼非共同刺激は可能であったが、この際の眼球運動を電気眼振計にて記録する際に、液晶シャッターを高速で切り替える眼鏡によると考えられるノイズが大きく、十分に信頼性のあるデータが得られなかった。また、電気眼振計を直流モード(DC-ENG)とするとほとんど測定不可能となり、交流モード(AC-ENG)を使用したため、遅い眼球運動はともかく、急速眼球運動では、誤差が大きい結果となった。現在、液晶でなく、左右眼にカラーフィルタを用いたシステムを試用中である。刺激画面の作成も、ハイビジョンテレビよりも、安価で大画面を作成可能な液晶プロジェクタを使用するものに変更している。(2)コンピュータシミュレーションに関しては、当初手軽さから、手持ちのパソコン上で動作するソフトウェアを購入したが、速度的に問題が大きいため、現在UNIXワークステーション(借用中)で動作するものに変更し、眼球運度モデルを構築中である。また、現在までのENGを用いた左右眼非共同運動実験データでは、中枢適応を証明できていないが、実験誤差・ノイズの影響が大きいと考えられ、来年度、新システムとサーチコイルを用いて、再検討を行う。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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