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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ラット象牙質・歯髄複合体構成細胞におけるギャップ結合構成蛋白質の局在

Research Project

Project/Area Number 09771519
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

村松 敬  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00276982)

Keywordsギャップ結合 / connexin / 象牙質・歯髄複合体
Research Abstract

本研究の目的はラット歯牙の象牙質・歯髄複合体においてgap junction構成蛋白質であるconnexinの局在を蛍光抗体法で、connexinのmRNAの発現をin situ hybridization法で観察し、象牙質・歯髄複合体におけるgap junctionの意義を考察することにある。
平成9年度までに報告者はラット切歯象牙質・歯髄複合体構成細胞においてconnexin43の局在を蛍光抗体法にて、またconnexin43 mRNAの局在をin situ hybridizationにて検索し、その局在を明らかとして、connexin43は象牙芽細胞の機能発現に関与している可能性が示唆された。
平成10年度にはRT-PCR法を用いてmBNAの発現を検索した。その結果、歯胚部では極わずかにしか発現が認められなかったものの、切端側に向うにしたがって、発現が著明となっていった。特に根端部1/3の部分と中央部に発現が著明に認められた。またピークに達してからは切端側に向うにしたがって、発現が減弱していくことも明らかとなった。Connexin43は象牙芽細胞の成熟に伴って増加、減弱しておりことより、石灰化やコラーゲン線維の産生といった機能発現に関与している可能性が示唆された。また切端側に向うに従いconnexin43が減弱することより象牙芽細胞の老化に関係している可能性も示唆された。以上の結果を第40回歯科基礎医学会(名古屋)で発表した。現在、平成9、10年の結果をまとめたものを投稿準備中である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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