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1997 Fiscal Year Annual Research Report

精神的ストレスが顎機能および身体反応に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 09771671
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

久保田 江美  東北大学, 歯学部附属病院, 助手 (90282144)

Keywords精神的ストレス / 精神性発汗
Research Abstract

本年度は主に精神的ストレスの評価法の確立を目的に,精神的ストレスが身体反応に及ぼす影響について,検索中である.被験者は,東北大学歯学部に在籍する学生227名を用い,(1)顎関節症に関する質問票(2)ストレス病を誘発しやすい行動パターンに関する質問票(3)日常のストレス度に関する質問票の3種類の質問票を用いてアンケート調査を行った.そして,現在は,各被験者に対して,安静時および精神的ストレス負荷時の血圧,心拍数,発汗量を計測,データー収集の途中の段階である.精神的ストレスの負荷には鏡面描写法(mirror drowing test)を用いた.このテストは短時間に一定の作業を行わせ,被験者の心理に対して,ある一定量の不安と怒りをもたらすものであり,以前の我々の実験におけるその所用時間と誤描写回数の検討により,定量的なストレスの負荷が可能になっている.また,被験者の身体反応(精神緊張状態)の記録には,我々の実験結果より血圧,脈拍および精神性発汗を経時的に測定することは精神緊張状態の指標となり得ると考えられているので,血圧,脈拍はトノメトリ法により連続測定が可能な圧脈波センサ(JENTOW-7700,コーリン社製)で,また,精神性発汗は従来のものより外部環境(温度,湿度)に左右されにくく反応性にすぐれた局部発汗量連続記録装置(Perspirooss-100)にて測定,記録した.
今後は,被験者の数を増やすとともに,アンケート結果をもとに被験者の分類を行い,各群における精神的ストレス負荷時の身体反応の違いを比較検討する予定である.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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