1997 Fiscal Year Annual Research Report
歯科矯正治療における齲蝕リスクの客観的評価法の開発
Project/Area Number |
09771872
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
新井 一仁 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (00193037)
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Keywords | 歯科矯正学 / 画像処理 / 汎用画像処理ソフトウェア |
Research Abstract |
本研究の目的は,従来主観的な方法に頼っていた唾液中の細菌検査の培地を分析・判定する方法について客観的評価法を開発することである. 本年度は,培地を口腔内写真撮影用のカメラにてスライドフィルムに撮影し,フィルムスキャナにて画像をコンピュータに取り込み,市販の汎用画像処理ソフトウェアを用いて分析することを試みた. その結果,次のような知見が得られた. 1.培地の大きさからみて口腔内撮影用のカメラの撮影範囲は必要十分であった. 2.カメラのストロボからの反射光が培地の画像に映り込んでしまうため,何らかの方法で処理する必要があること. 3.市販のフィルムスキャナーは高密度に画像をデジタル化することができた.画像処理の速度を考えるとパソコンで処理する場合には多少画質を落としても良いとの感触であった. 4.汎用画像処理ソフトウェアは多機能で特に分析・計測の部分で優れていた.培地上のコロニーの数や密度を算出できた. 5.汎用画像処理ソフトウェアに取り込んだ画像は分析前に適切な画像処理を施し,二値化する必要があることが明らかとなった. 6.取り込む画像は白黒とカラーが可能であるが,処理速度やデータの大きさの制限による扱いやすさを優先すれば,白黒256階調で十分であると思われた.しかし培地の特性によっては色で判断した方が分析・判定において精度の高い場合もあると考えられ今後の課題となった.
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