1997 Fiscal Year Annual Research Report
超高精細画像撮像表示システムを用いた教育用病理組織アトラスの試作
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09772041
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
小西 英一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50186714)
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Keywords | 超高精細画像システム(SHDシステム) / 教育用アトラス / 医療画像 / 病理組織 / 電子画像 / ホームページ / テレパソロジー |
Research Abstract |
今年度は、教育用に適切な標本の収集をはじめると同時に、超高精細画像システム(SHDシステム)を用いて撮像を開始し、一部典型例や稀少例を用いてホームページを試作し、提示を試みた。他方、NTT,TAO(通信放送機構),BBCC(新世代通信網実験協議会)の助力を得てSHDシステムの画質評価とテレパソロジーへの応用も試みた。 1.標本の収集・撮像 医学部学生教育用に用いられてきたHE染色標本から適切な標本を選別すると同時に、大学病院病理部や関連施設で経験された典型例、稀少例を選別し、HE染色標本の再作製を行った。標本1枚あたり、4-5画像(容量96-120MByte)を標準としHE染色標本の撮像をはじめるとともに、可能な症例では、放射線画像も取り込んだ。取り込んだ画像は購入したコンピュータを用い、必要に応じて加工した。また、データベースソフトを用いて、年齢、性別、発生部位、診断名、画像ファイル名などを症例ごとに記録した。画像は現在およそ10GByte蓄積されている。 2.ホームページの試作 教室のサーバーの一部を借用し、ホームページ(http://www.pathol.kpu-m.ac.jp/konishi/shdl.html)を作成した。ホームページには稀少例、典型例のJPEG圧縮画像とSHD画像を同時に提示した。 3.画質評価とテレパソロジーへの応用 教育・診断に必要な画質はどうあるべきかを、SHDシステムにて撮像された組織像のモニター画像を用いて検討し、SHD画像の画質の高さを確認した。また、テレパソロジーへの応用を試み、運用面での利点・欠点の整理を行った。
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[Publications] 芦原 司: "超高精細(SHD)画像と光ファイバーを用いたテレパソロジーの先導的開発研究" 病理と臨床. 15・12. 1102-1107 (1997)
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[Publications] Ashihara,T.: "Development of a Prototype Telepathology System using both Super High Definition Images and B-ISDN" Proceedings of the 3rd Internatl.Conf.Medical Aspects of Telem.72 (1997)