1998 Fiscal Year Annual Research Report
ポジトロン断層法を用いた身体運動時筋活動レベルの同定
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09780035
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤本 敏彦 東北大学, 医学部, 助手 (00229048)
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Keywords | ポジトロン断層法 / FDG / MRI |
Research Abstract |
本研究ではポジトロン断層法(Positron Emission Tomography:PET)と表面筋電図を用いて、ランニング時における骨格筋の18F-fluoro-deoxy-glucose(18F-FDG)の取り込みと筋活動の関係について検討した。昨年度までに骨格筋に取り込まれた^<18>F-FDGは骨格筋の筋活動を反映する可能性を報告した。今年度の研究目的は、方法論上の問題であるPET画像とMRI画像の同一ソフトウエア上での解析についてであった。結果は、同一のコンピュータディスプレイ上に両画像を移すことが可能になった。この成果は、科研費により購入したソフトウエアにより、MRI測定装置からパソコン上へのデータ変換により可能になった。この方法論の改善により、飛躍的にPETのデータ解析の精度と速度が改善された。大量のデータをより迅速に処理するための研究が、今後本研究課題にも必要であるが、今回の研究はその基盤となった。
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[Publications] 藤本 敏彦 他: "ポジトロン断層法を用いて観察した骨格筋糖代謝と筋活動量の関係" 健康医科学. 13. 131-141 (1998)
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[Publications] M.Tashiro,T.Fujimoto et al: "^<18>F-FDG PET Images of Muscle Activity in Ronners" J.Nuclear Medicine. 40(1). 70-76 (1999)