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1997 Fiscal Year Annual Research Report

傾斜路における走動作の3次元動作解析

Research Project

Project/Area Number 09780038
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

藤井 範久  筑波大学, 体育科学系, 講師 (10261786)

Keywords走動作 / バイオメカニクス / 運動学的解析 / 動力学的解析 / DLT法 / 遺伝的アルゴリズム / 傾斜路 / 不整地
Research Abstract

本研究の目的は,傾斜路や不整地における走動作をバイオメカニクス的観点から明らかにすることである.ここで本研究を行うにあたり解決しなければならない技術的課題として,傾斜路や不整地における3次元動作計測方法が確立していないことがあげられる.そこで本年度は,新たな3次元動作計測システムを開発することに主眼を置いた.平成9年度の研究をまとめると,
1.3次元動作計測システムの開発 : 基本的にはDLTアルゴリズムを用いた動作計測システムを構築した.具体的な計測方法は,以下の通りである.まず白球マーカーを棒の両端に取りつけたもの(校正用ポール,本実験では長さ1.5m)を計測対象空間内で無作為に移動させて,2台のビデオカメラで同時撮影する.ついで遺伝的アルゴリズムを用いて,3次元座標値算出後のマーカー間距離が一定になるようにDLTパラメータを算出(最適化)する.最後に身体運動を2台のビデオカメラで撮影し,算出したDLTパラメータを用いて身体運動の3次元座標値を算出する.なお,DLTならびに遺伝的アルゴリズムは,FORTRAN言語を用いてプログラミングした.
2.計測精度の検討 : 平坦路での走動作を本研究で開発した計測システムと従来のDLT法の両方で計測し,本研究で開発した3次元動作計測システムの計測精度を検討した.その結果,本研究で開発した計測システムは,従来の計測方法と同等の計測精度が得られることを確認した.さらに従来の方法では計測が困難な不整地での走動作についても本計測システムを適用し,3次元動作を計測できることを確認した.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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