1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09780046
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
森 司朗 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80200369)
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Keywords | 運動有能感 / 児童 / 有能感 / 運動能力 |
Research Abstract |
本研究では、これまでの幼児を対象とした研究を基礎に、児童を対象とした運動の有能感を測定する尺度を開発し、さらに、運動能力、遊びの調査、学校での行動特徴、体育の授業に対する取組みなどを調査し、それらの関係を明らかにすることを目的とした。 本年度は、神奈川県横浜市2校、川崎市1校、山梨県甲府市1校の計4校の小学1年、2年生の児童(男・女)を対象に測定を行った。手続きは、被験児に対して面接法で運動有能感尺度を行い、さらにこの結果と運動能力、有能さを含む教師による児童の行動評定、教師による運動評定、彼等の遊びの実態、体育の授業に対する取組の実態との関連性に関する調査を行った。実施した具体的な検査項目については以下の通りである。 1)運動有能感尺度;面接法による幼少年期の子どもたちを対象にした運動に関する有能さの認知を測定する尺度 2)有能さを含む教師による児童の行動評定;従来用いられてきた行動の自発性・積極性等をみるチェックリストを再検討して作成した一般場面と運動場面の2つの場面に関する行動評定 3)体育の授業及び遊びに関する実態調査;今現在行っている遊びの実態や体育の授業に対する取組の実態などについての質問紙調査 4)運動能力検査:文部省の小学校低・中学年運動能力テスト 5)教師の運動評定:児童に行った運動有能感尺度と同じ種目に関しての担任の教師に「上手な方」、「ふつう」、「へたな方」の3段階で評定を依頼
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