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1997 Fiscal Year Annual Research Report

脳波(Fmθ波)バイオフィードバックによる集中力トレーニング法の開発

Research Project

Project/Area Number 09780049
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

小谷 泰則  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (40240759)

Keywords脳波 / 集中力 / バイオフィードバック
Research Abstract

脳波の中でも前頭部より導出されるFmθ波を利用して集中力トレーニング法の開発をこころみた。本年度に関しては、Fmθ波導出のための基本的な研究を行うために、どのようなときにFmθ波が測定できるか、について主に調べた。
被験者は、成人男性12名を用いた。全員Edinbergの聞き手テストでは、右利きと評価された。各被験者とも、頭部の外傷、手術とうの経験はなく健常者であった。
脳波測定 脳波、国際式10-20法に従い、F3,F4,C3,C4,P3,P4の6カ所に装着した。用いた電極は、Ag-AgCl電極であり、電極の抵抗が3キロオーム以下になるように装着した。
用いた実験課題は、時間評価課題を用いた。時間評価課題では、光刺激の後に一定時間(6、8、10秒のいずれか)が経過したと思ったならば右手人差し指でボタンを押すよう被験者に求められた。ボタン押しの後、3秒後に時間評価についてのフィードバック情報を与えた。この試行を72試行を2回、合計140試行行った。脳波は、視察的にFmθ波の出現を観察するとともに、加算平均を行い、フィードバック刺激に対する刺激先行陰性電位(SPN)を測定し、被験者の課題に対する集中度の指標とした。
その結果、12名のうち典型的なFmθ波が観察された被験者は、4名であった。また、それらの被験者は、比較的SPNの振幅が大きくなる傾向にあったが、有意な差は示さなかった。以上のことより、Fmθ波は、これまでの研究通り個人差による影響が大きいことが示された。今後は、典型的なFmθ波のみに対象を絞る以外に、前頭部より導出したθ帯域の脳波を単純にFmθ彼とするなどの定義を用い、よりバイオフィードバックに用いやすい条件を設定するなどの必要性が示唆された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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