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1997 Fiscal Year Annual Research Report

生活時間配分からみた学校週休2日制と子どものスポーツ将来予測に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09780052
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

佐川 哲也  金沢大学, 教育学部, 助教授 (70240992)

Keywords生活時間 / 学校週5日制 / 中学校運動部 / スポーツ
Research Abstract

現在、我が国の学校は週6日制から5日制への移行途中にある。この週5日制への移行は、子どもの生活時間、特に土曜日の生活時間配分に変容をもたらせようとしている。移行期間である現在は、生活時間配分のみならず1日の活動も登校土曜日と休業土曜日によって全く異なるものとなっている。本研究では、こうした学校週5日制への移行期にある今日の中学生の生活に焦点をあて、ふたつの土曜日の生活がいかに異なっているか、生活時間、生活行動、翌日曜日と月曜日への影響、さらに学校運動部活動とスポーツ観について明らかにすることを目的として研究を行った。本年度は、北陸3県を調査対象地域として教育委員会調査を実施し、そこから得られた教育区委員会の休業土曜日の学校スポーツに対する対応から調査地域を選定し、予備調査を実施した。教育委員会調査では、北陸114市町村のうち79市町村から回答を得た。その結果、回答のあった市町村のうち21.8%にあたる17市町村が学校に対して何らかの方針を指導し、30.7%にあたる24市町村が対応は学校に任せるという結果であった。教育委員会の指導方針のうち、16市町村は「休業土曜日には学校スポーツを控える」というものであった。これら16市町村の中から1市を選定し、同市の1中学校の2年生を対象に予備調査を実施した。その結果次のような知見が得られた。休業土曜日と登校土曜日の生活を比較すると、起床時刻に大きな差が見られたほか、生活行動についても、休業土曜日の各種生活行動の実施率は低下するものの活動への時間配分が増大することが明らかとなった。また、疲労回復の状況をみると休業土曜日週末の方が明らかに良好な疲労回復を見せた。また、学校運動部に参加する生徒の週末のスポーツ希望を見ると、学校運動部活動よりも仲間などと一緒にインフォーマルな形でのスポーツ実施を望んでいることなどが明らかとなった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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