1997 Fiscal Year Annual Research Report
幼児教育におけるコンピューター活用の意義と可能性-特に造形活動の中で-
Project/Area Number |
09780193
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Research Institution | Mukogawa Women's University Junior College Division |
Principal Investigator |
藤井 達矢 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 講師 (00290411)
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Keywords | コンピューター / 造形 / 幼児 / 幼稚園 / 表現 |
Research Abstract |
本年度は、平成10年度実施予定である教育現場(幼稚園)における実験・研究の準備段階という位置付けで、研究を行った。 まずコンピューター一式を設置し所属機関のネットワーク(MWU-net)に接続、特に既存の幼児用造形表現関係ソフトウエアの内容等についての研究・分析を中心に、インターネットを積極的に活用しながら次年度の実験・研究の基盤作りを行った。また、現場での活用状況についての調査(研究発表会・公開授業の参観、コンピューターを用いた保育実践園訪問、文献調査、E-mailを用いた情報交換等)を行った。幼児用造形表現関係ソフトウエアについては、約40種類(市販ソフトウエア・フリーソフトウエア・シェアウエア、Macintosh用およびWindows95用またはハイブリッド版、さらにβ版も含む)を入手し、比較分析を行った。 以上の調査結果を踏まえ、平成10年度前半にさらにデータを集め、具体的な指標・問題点をあぶりだすこととなる。それらをもとにして、平成10年度後半から以後継続して行うこととなる幼稚園における実践研究へとつなげるべく、本年度はその基盤となるコンピューター活用の環境整備と、情報収集に重点を置く内容となった。
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