1998 Fiscal Year Annual Research Report
幼児教育におけるコンピューター活用の意義と可能性-特に造形活動の中で-
Project/Area Number |
09780193
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Research Institution | Mukogawa Women's University Junior College Division |
Principal Investigator |
藤井 達矢 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 講師 (00290411)
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Keywords | 幼児 / コンピュータ / 造形 / 表現 / 幼稚園 |
Research Abstract |
本年度は、平成11年度から実施予定である教育現場(幼稚園)におけるコンピュータネットワーク(インターネット等)の活用に関する実験・研究の準備段階として、研究を行った。 幼児教育に右けるコンピュータ活用に関する文献調査や、コンピュータそのものの研究を進める一方、本学付属幼稚園にコンピューター式を設置し、幼稚園教諭とともに保育実践の方向性を探った。その過程で、コンピュータネットワーク(インターネット等)の保育への有動活用こそ、閉塞的になりがちな子どもとコンピュータの関係を、大きく開く手段になり得るのではないかという考えに至った。 太古の時代から人間は、造形表現活動を行ってきた。表現とはある意味、コミュニケーションの手段でもある。特に幼児の表現は,自分の感情・意思のストレートな伝達という側面が大きい。したがって、幼児の造形表現活動に、コンピュータ、さらにはコンピュータネットワークをリンクさせることは、例えば自分の作品を介して世界中の人々と感動を共有するなど、子どもたちの発達に寄与するものと思われる.尚、これらの内容も含め、下記著書のコンピュータに関する章の執筆を担当している。 ◆「幼児造形教育の基礎知識」篤實監修(他36名で執筆).建帛社.1999年3月刊行予定 ▼担当章項目一覧 IV.「幼児造形教育」の内容と方法 M.コンピュータも楽しい造形ツール 1. コンピュータと幼児造形 ・「道具」としてのコンピュータ ・「メディア」としてのコンピュータ ・コンピュータリテラシーと幼児造形・コンピュータゲームと幼児 ・メディアアートの示すもの 4. コンピュータネットワークで遊ぶ ・インターネットは子どもにも面白い ・インターネットで他の園とコミュニケーション ・子どもの作品展をインターネット上で 5. 子どものためのホームページを開く・ホームページとは ・楽しいホームページの例 ・ホームページを開くには
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