• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

文書データバースにおける演繹的問合せ言語の設計

Research Project

Project/Area Number 09780283
Research InstitutionNara Institute of Science and Technology

Principal Investigator

関 浩之  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (80196948)

Keywords文書データベース / 系列データモデル / 論理型言語 / ホーン節 / 問合せ言語 / データベース
Research Abstract

本研究では,系列データモデル,および,そのアクセス権検査とWWW検索への応用について考察した.紙面の都合で一つ目のテーマの概要のみ述べる.まず,簡潔な系列データモデルと問合せ言語を定義した.本言語におけるプログラムとは,系列集合を定義域とする述語からなるホーン節の有限集合である.そして,基本的な問題の一つである論理的帰結問題の計算量について考察した.まず,論理的帰結問題が一般に決定不能であることを示した.次に,単純生成システム(SPSと略記)と呼ばれる部分クラスを導入し,右線形性や全従属性といった構文的制約をSPSプログラムに課すことによって,論理的帰結問題を解くために必要な計算量がどのように変化するかについて考察した.特に,本問題が多項式時間可解であるようなSPSの部分クラスも示した.また,再帰なしプログラムに対する本問題の計算量についても考察した.本研究の主な結果は以下の通りである.
定理1 論理的帰結問題は一般のSPSに対して決定不能である.
同問題は,全従属または右線形SPSに対して,決定性指数時間完全である.
全従属,右線形かつ終端記号なしSPSに対して,PSPACE完全である.
次数有界の,全従属または右線形SPSに対して,NP完全である.
自由度有界の,全従属または右線形SPSに対して,多項式時間可能(かつP完全)である. □
さらに,再帰なしプログラム(ただし,SPSには限定しない)に対して以下の結果を得た.
定理2 再帰なしプログラムに対して,論理的帰結問題は非決定性指数時間完全である.
規則を含まない(事実のみからなる)プログラムに対して,同問題はNP完全である. □

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Morita, Ishihara, Seki, Ito: "An Authorization Model for Object-Oriented Databases and its Efficient Access Control" IEICE Transactions on Information and Systems. (採録決定). (1998)

  • [Publications] 仲川, 高田, 関: "可変なカテゴリ構造を用いたWWW検索支援方法の提案" 電子情報通信学会 第9回データ工学ワークショップ. (9). 22.1-22.6 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi