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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ソフトウェアフォールトトレランス手法を用いた開発期間の短縮の試み

Research Project

Project/Area Number 09780285
Research InstitutionNara Institute of Science and Technology

Principal Investigator

島 和之  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40263438)

Keywordsソフトウェア工学 / コスト / バーション / 欠陥 / テスト / 信頼性
Research Abstract

本年度は,次の段階に従って研究を進めた.
1.バ-ジョンを制御するドライバの作成
フォールトトレラントシステムにおいてドライバは最も信頼性を要求される構成要素である.ドライバの機能の中で,故障検査,不一致モジュール探索,多数派モジュール決定,少数派モジュール置換を実装した.ただし,バ-ジョンの出力の比較やバ-ジョンの状態回復などは,バ-ジョンの仕様に依存する部分であるので,ここでは作成しなかった.
2.バ-ジョンの作成
本学の学生21名に1人1つづつバ-ジョンを作成してもらった.バ-ジョンは作画プログラムにおいてペンの色を選択する機能を提供するものである.バ-ジョンの作成においては学生にモジュール仕様を指定した.21バ-ジョンのうち15バ-ジョンが指定したモジュール仕様に従っていた.マルチバ-ジョンソフトウェアでは,個々のバ-ジョンが正しく処理を行う確率が0.5を下回ると,多数決の結果がかえって悪くなる.よって,バ-ジョンの故障率が0.5未満になるまでは,バ-ジョンごとにテストとデバッグを行う.具体的には,バ-ジョンの故障率が0.5以上であるという仮説を危険率10%未満で棄却するために必要なテストケースについてテストを行った.
3.テストデータ生成プログラムの作成
大量のテストケースについてテストするために,テストを自動的に行うテストプログラムを作成した.このテストプログラムは,ユーザ操作で発生するものと同じイベントを生成してバ-ジョンに送り,その時のバ-ジョンの状態を記録する.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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