1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09780350
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
鄭 絳宇 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (40253562)
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Keywords | アニメーション / 動画像処理 / CG人物モデル / 仮想空間 / 3次元ビデオ / 運動解析 |
Research Abstract |
近年、3次元グラフィックスの飛躍的な発展は、工業部品のCADや環境のシミュレーションに留まらず、仮想現実感、映画テレビ番組の作成、マルチメディアまで広がっている。ユーザーがCGで作られた空間中で自由自在に移動することはすでに実現されている。その上に、人間が活動しているようすを生成することはこれから注目されるテーマになる。現在、初期段階として流行しているテレビゲームはその一例である。より高いレベルでは、3次元「没入」型ビデオ、映画、マルチメディアの分野で、より完全な人物生成が求められている。一方、スポーツや芸術表現等の人間の行動を理解して再成する研究はすでに画像処理やヒューマンインターフェースの分野で始まっている。その中で、高度な演出と激しい全身運動を記録できるのは画像系列であり、それを用いた動作認識が期待されている。本研究は、人物の行動または運動の生成と認識を融合し、画像の駆動によって人物の3次元CGモデルのリアルな動きを作り出すことを目標とする。そのために、人物の個人モデルや動きを画像に基づいて生成する有効な方法を研究する。3次元の人体のCGモデルを作り、それを個人のサイズや形状に変形して個人モデルを作る。そして、モデルの関節の動きを定義し、形成可能な動作を生成する。さらに、生成される個人の動作モデルを画面上に投影し、画面特徴と照合する。このように、モデルの動きが定め、画像とモデルの重なる部分から、人物の色彩やテキスチャーの情報を得る。以上の過程は手動と自動の作業と組合わせて行う。この研究によって人物の行動生成を大量に行う一般的な方法が確立され、その結果は、マルチメディアの作成、動画像による人物の行動解明、次世代インターアクティブビデオに使われる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] J.Y.Zheng.etl.: "3D Surface Estimation and Model Construction from Specular Motion in Image of Sequence" IEEE Trans.on Pattern Analysis and Machine Intelligence. 19・5. 513-520 (1997)
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[Publications] J.Y.Zheng.etl.: "Generating Dynamic Projection Images for Scene Representation and Recoqnition" Accadimiy Press.Computer Vision Graphics Image Processing. (採択済). (1998)
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[Publications] 大塚哲朗、鄭絳宇、田中和明: "複数の視覚特徴の分離と融合による3次元モデルの復元" 電子情報通信学会論文誌. J80-D-II.9. 2324-2332 (1997)
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[Publications] 村田昭雄、鄭絳宇、深川義裕: "複数の光源による鏡面反射物体の3次元形状獲得" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J80-D-II No.7. 1659-1667 (1997)
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[Publications] 鄭絳宇、村田昭雄: "考古出土品の計測保存と仮想復元" 電子情報通信学会論文誌. (採択済). (1998)
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[Publications] 田中明和、和田敦、鄭絳宇、安部: "仮想空間における機械部品の組立可能性と可視化による機構の検証システム" 情報処理学会論文誌. 38・10. 1976-1985 (1997)