1997 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワークを利用したインタラクティブな実験教育システム
Project/Area Number |
09780374
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中野 裕司 名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (40198164)
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Keywords | 実験教育 / 物理学実験 / WWW / Java / インターネット / ベータ線 |
Research Abstract |
本研究は、ネットワーク上のマルチメディア技術を"実験教育"に応用し、インタラクティブな実験教育環境を構築することを目的とし、リモートで実験装置を操作して、その結果を得る事が出来る教育用システムの作成を目指している。実際のシステムは、インターネットを通して、http://expl.phys.human.nagoya-u.ac.jp/exp1/で体験でき、システムの詳細についての解説や参考URL等へのリンクを得ることができる。 現在までに、以下のような特長を持つ、β線の測定システムを試作した。 1.実験者は、WWWブラウザないしJavaアプリケーションを用いて、リモートでβ線の一定時間あたりの計数測定を、測定回数を指定してリアルタイムで行うことができる。 2.実験者は、WWWブラウザを通して、現在の実験装置の様子を画像で見ることができる。 3.測定が終了すると、測定結果を生のデータとβ線の一定時間あたりの計数値の分布がグラフで表示される。 4.実験結果の数値の分布グラフに重ねて、ポアソン分布を仮定した場合の計算値が表示され比較できる。 5.サーバとして、インターネットに接続されたDOS/VタイプのPCを使用し、GPIBを通して実験装置に接続している。OSとしてはLinuxを用い、ApacheでWWWサーバを構築している。 6.サーバプログラムにおいては、Java言語、JavaのNative MethodのCの関数、GPIBライブラリ(The Linux GPIB Package)をリンクすることで、Java言語から直接GPIBに接続された実験装置を制御できる。 7.クライアントプログラムはJava言語で記述され、WWWブラウザ上からアプレットとして起動されTCP/IPによってサーバと通信を行う。また、独立したJavaアプリケーションとしても使用できる。
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[Publications] 中野 裕司: "インターネットを利用した物理実験教育システム・放射能の測定" 日本物理学会講演概要集(講演番号2aK-10)[学会発表]. 53・1(4)(印刷中). (1998)
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[Publications] S.Matsuo: "Magnetic susceptibility change in the Al-Pd-Mu icosahedral quasicrystals obeying time dependence of phason relaxation" Solid State Commun.102・8. 575-578 (1997)
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[Publications] S.Matsuo: "Anomalously slow change in magnetic susceptibility in the A170Pd21.5Mn8.5 icosahedral quasicrystals obeying time dependence of phason relaxation" Proc.6th Int.Conf.on Quasicrystals. (印刷中). (1997)
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[Publications] A.Kobayashi: "Magnetic properties of F and P type icosahedral quasicrystals of Al-Pd-Mn" J.Phys.:Condensed Matter. 9・15. 3205-3217 (1997)