1998 Fiscal Year Annual Research Report
分散型マルチメディア情報ベースにおける参照一貫性制約と利用者対話環境に関する研究
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09780396
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
大本 英徹 京都産業大学, 工学部, 助教授 (80257774)
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Keywords | ハイパーメディア / ハイパーリンク / 経路存在制約 / 一貫性制約 / オブジェクト指向データベース |
Research Abstract |
本年度は,オブジェクト指向データベースにおける参照一貫性制約を形式的に表現する経路存在制約(Path Existence Constraints Definition,PED)の提案を行い,その基本定義と幾つかの性質に関する議論を行った.また,その概念をハイパーメディアデータベースにおけるハイパーリンク管理機構の基盤に取り入れたシステムの設計と開発を行った. ・ オブジェクト指向データベースにおける各種一貫性制約の中でも,データベース中に存在する関連オブジェクトが形成する参照経路の存在制約に焦点をあて,その制約表現モデルの形式化と幾つかの基本的な数学的性質を調べた. ・ 経路存在制約の概念をハイパーメディアデータベースにおけるハイパーリンク参照経路管理のための基盤として応用し,プロトタイプシステムAYATORIの設計開発を行い,その中でハイパーリンク管理機構を設計実装した.また,経路存在制約に基づくハイパーリンク一貫性不整合を検出し,修正する基本アルゴリズムを示した.
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[Publications] Oomoto,E., Kamitani,M.and Takamatsu,T: "Path Existence Constraints in Object-Oriented Databases" Proc.of the 5th International Conference on Foundations of Data Organization (FODO'98). 76-85 (1998)
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[Publications] OomotoEitetsu: "Integrity Constraints for Hyperlinks in a Hypermedia Database System : AYATORI" IEICE Trans.Information & Systems. Vol.E82-D. 165-179 (1999)