1997 Fiscal Year Annual Research Report
絵画の意味構造を可視化した仮想美術館データベースシステムの研究
Project/Area Number |
09780397
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
尾崎 圭司 四国大学, 経営情報学部, 講師 (00289307)
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Keywords | データベース / インターネット / 仮想美術館 / 意味ネットワーク / 可視化 |
Research Abstract |
(1)仮想美術館ArtFinderのインターネット対応と3次元表示機能の開発 仮想美術館ArtFinderをWeb対応することによって,家庭や学校などからインターネット経由で仮想美術館を利用可能になった.しかし,従来のように2次元のWebページで美術作品をキーワード検索するのではなく,3次元の仮想美術館内をウォークスルーすることによって美術作品を鑑賞することが可能になった. (2)絵画の意味内容の表現方法の研究 本システムでは,絵画の背景知識や絵画が表現しようとする意味内容を意味ネットワークを用いて表現しデータベース化した.各美術作品の意味内容の抽出に関しては徳島県立近代美術館との共同研究である.各美術作品の意味抽出とデータベース化は,現在のところ,学芸員とデータベース作成者らの人手に依っているが,これらの作業の支援環境の開発と,自然言語処理を応用した自動化に関しては今後の課題であり,現在研究中である. (3)利用者の興味を反映した自動展示機能 上記(2)の絵画の意味内容データベースを利用して,利用者の興味に合った作品を自動展示する機能を開発した.本機能は,ウォークスルーによる鑑賞時の利用者の行動や,利用者による気に入った作品の例示等により,各作品間の意味的な共通点を見出し,同様な作品を検索して自動展示する機能である.これにより,より効果的に利用者の鑑賞を支援できるようになった.
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