1997 Fiscal Year Annual Research Report
酵母を利用した臭覚、味覚レセプターのクローニング系の開発
Project/Area Number |
09780637
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
古賀 誠人 九州大学, 理学部, 助手 (60243888)
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Keywords | 臭覚 / 味覚 / レセプター / C.elegans / 酵母 / クローニング / シグナル伝達 |
Research Abstract |
本研究計画の目的は、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeの接合ホルモンの信号伝達系を利用して、匂いレセプターのクローニング系を開発し、それを用いて色々な匂い物質に対するレセプターを同定することである。 9年度は以下のことを行った。 1.diacetylに対する匂いレセプターである線虫C.elegansのodr-10のcDNAをPCRによりクローニングした。 2.上記CDNAを酵母の発現ベクターpNV7sに組み込んだ。 3.Dr.EreedeとDr.Spragueより、本計画で用いる予定のFUSlpromoter::HIS3を持つ酵母株、SY1390とSY1963を入手した。 4.線虫C.elegansの7回膜貫通型レセプター(匂い、味又は湿度レセプターの候補)のいくつかについてその発現をgfp融合遺伝子を用いて調べ、ASE,ADF,AFD,ASJ,AWC等の化学受容神経で発現しているものを見つけ出した。
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