1997 Fiscal Year Annual Research Report
生体表皮下組織の高精度検出・診断のための低コヒーレンス光干渉測定システムの研究
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09780803
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
近江 雅人 大阪大学, 医学部, 助手 (60273645)
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Keywords | 低コヒーレンス光干渉 / 高分解能光プローブ / 生体光情報検出 / 生体組織の屈折率測定 |
Research Abstract |
本年度は、申請者らがこれまでに行ってきた一次元の生体内構造検出の基礎実験を踏まえて、二次元の生体表皮下構造を分解能10μmで検出することを目的として研究を進めた。さらに、独自に考案した屈折率と厚さ同時測定法を生体組織に適用して、幾何学的構造解析を行うための基礎データを取得した。 (1)マイクロレンズ付光ファイバプローブの二次元走査のための集光レンズ光学系、および測定サンプル用可動台の設計・作製を行った。 (2)信号処理系の雑音の低減とデータ取込み時間の短縮を図り、1mm^2で<10秒のデータ取込み・処理を目標としてデータ取得を試みた。 (3)生体in vitro計測を行い、測定系の安定性、データ取込み時間、検出分解能を評価し、擬似生体中において奥行き方向、断面内において共に10μm以下の分解能を得た。 (4)我々が独自に考案した低コヒーレンス光干渉をベースとする屈折率と厚さ同時測定法を生体組織に適用してin vitro計測を行い、硬・軟組織の各種生体組織の屈折率データを取得した。これと生体内構造検出の基礎実験とを融合して、新たな高分解能な幾何学的構造解析手法を提案した。 (5)以上の成果を踏まえてナノ秒生体レーザアブレーションと前項のin vitro計測を融合して評価するための測定系の改善および試作を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Yusaku Shimaoka: "Nanosecond stroboscopic microscope for laser ablation of biological tissue" Conf.Laser & Electro-Optics/Pacific Rim (CLEO/PR'97. FF3. 261-262 (1997)
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[Publications] 春名正光: "光CTへのアプローチ -低コヒーレンス光干渉法を中心として-" 医用画像情報学会雑誌. 11. 74-82 (1997)
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[Publications] Masato Ohmi: "Simultaneous measurement of refractive index and thickness of transparent plates by low coherence interferometry" Optical Review. 4. 507-515 (1997)
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[Publications] 春名正光: "光干渉による生体内部構造の検出" 日本ME学会雑誌BME. 11. 34-40 (1997)
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[Publications] Masamitsu Haruna: "Simultaneous measurement of phase and group indices of transparent plates using the low coherence interferometry" Proc.Int'l Conf.Optical Fiber Sensors (OFS'97). OThC23. 496-499 (1997)
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[Publications] 満山照樹: "低コヒーレンス光干渉による屈折率と厚さ同時精密測定-位相・群屈折率の導入-" 応用物理学会 光波センシング技術研究会. LST20-12. 41-48 (1997)