1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09836006
|
Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
若月 芳雄 京都大学, 医学研究科, 講師 (40220826)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 明 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (70178002)
|
Keywords | 免疫学 / B細胞 / 分化 / 抗体産生 / 転写因子 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
これまでの我々の得られたPax-5遺伝子の機能についての知見を確認し、更にin vivoでのB細胞の機能、特に抗体産生と、細胞増殖についての役割をさぐるため、1、Pax-5遺伝子の発現制御機構を解明するためその構造解析と、B細胞の後期・終末分化において、その生理的発現停止が起きない、2、トランスジェニックマウスを作成した。 1. 構造解析 (1) Pax-5遺伝子の5'の制御領域,Exonlaの上流約2Kbの遺伝子配列を決定した。 (2) この領域にはB細胞特異的なPax-5の発現を制御する配列は存在しないことを発見した。 (3) 転写開始点より下流の配列の中にPax-5のB細胞特異的発現制御部位を見いだした。 (4) Pax-5/BSAP遺伝子の発現制御因子の解析を行った。 2. BSAPトランスジェニックマウスの作成 BSAPを強制発現する、マウスを13系統統作成し、そのうちのある系統のマウスで、産生するイミュノグロブリンのアイソタイプに特徴を示すものが存在した。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] Yoshida M.,Wakatsuki Y.,et al: "Cloning and characterization of a novel membrane-associated antigenic protein of Helicobacter pylori." Infection and Immunity. 67. 286-293 (1999)
-
[Publications] 若月芳雄: "H.pylori感染と胃粘膜の免疫応答" 日本臨床. 57. 23-31 (1999)
-
[Publications] Kweon NM,Fujihashi K,Wakatsuki Y et al: "Mucosally Induced Systemic T Cell Unresponsiveness to Ovalbumin requires CD40 Ligand-CD40 IO Interactions" Journal of Immunology. 162. 1904-1909 (1999)
-
[Publications] Sakata-Kaneko S,Wakatsuki Y,et al: "Lysophoshatidylcholine upregulates CD40 ligand expression in newly activated human CD40_+ T cells" FEBS Letter. 433. 161-165 (1998)
-
[Publications] 若月芳雄: "小腸上皮細胞間リンパ球の活性化機構" 臨床科学. 34. 1653-1661 (1998)
-
[Publications] 若月芳雄: "H-pylori感染宿主の免疫" Molecular Medicine. 35(3). 302-307 (1998)