1997 Fiscal Year Annual Research Report
解剖学的知識を用いた人物識別によるマンマシンインタフェースの向上
Project/Area Number |
09838015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
中谷 広正 静岡大学, 情報学部, 教授 (80109131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐治 斉 静岡大学, 情報学部, 助手 (10283334)
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Keywords | 解剖学 / 人物識別 / 表情 / 顔 / 画像処理 / マンマシンインタフェース |
Research Abstract |
1.顔面立体形状測定手法の開発と装置の設計・製作 二つの光源と一つのスリット光源を用い、それらの光源を高速に切り換えることによって、動いている立体の形状を実時間で計測できる手法を開発した。さらに開発した手法に基づく顔面動画像入力装置を設計・製作した。その成果は電子情報通信学会論文誌E80-D,8,1997などで発表した。 2.顔面構成要素の追跡手法の開発 動画像上での顔構成要素(眉・目・口)の動きを、解剖学的な知識を導入して追跡する手法を開発した。顔構成要素の動きの方向と範囲は、骨格と顔面筋肉によって制約されている。この制約を利用し、顔の構造に合わせた2段階処理を行うことにより構成要素に動きを求めることができた。その成果は電子情報通信学会論文誌vol.J80-D-II,no.8,1997などで発表した。 3.表情変化の追跡手法の開発 人の表情変化に伴う顔構成要素の動きを追跡するために、眉と口の構成要素モデルを開発した。モデルを顔面筋の動きに基づき作成することによって、モデルの変形に規則性をもたせることができ、顔構成要素の動きの効率よく追跡することが可能になった。その成果は電子情報通信学会論文誌vol.J81-D-II,no.1,1998などで発表した。
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[Publications] 太田寛志: "顔面筋に基づいたモデルによる顔面構成要素の動きの追跡" 電子情報通信学会パターン認識とメディア理解研究会. PRMW97-15. 111-118 (1997)
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[Publications] 佐治斉: "解剖学的知識を用いた顔構成要素の動きの追跡" 電子情報通信学会論文誌D-II. J80-D-II・8. 2119-2128 (1997)
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[Publications] Hitoshi Saji: "Measuring three-dimensional shapes of a moving human face" IEICE Trans.on Information and Systems. E80-D・8. 795-801 (1997)
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[Publications] Hitoshi Saji: "Deformable templates for tracking the facial components" Proc.6th IEEE Workshop Robotand Human Communication. 364-367 (1997)
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[Publications] Hitoshi Saji: "Motion tracking of the facial components" Proc.6th IEEE Workshop Robotand Human Communication. 368-373 (1997)
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[Publications] 太田寛志: "顔面筋に基づいた顔構成要素モデルによる表情変化の追跡" 電子情報通信学会論文誌D-II. J81-D-II・1. 198-202 (1998)
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[Publications] Ryuichi Shimura: "Heuristics-based dependency analysis of Japanese Sentences" Proc.4th Natural Language Processing Pacific Rim. 601-604 (1997)
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[Publications] Hiroshi Ohta: "Muscle-based feature models for analyzing facial expressions" Computer Vision-ACCV'98. vol.2. 711-718 (1998)