1997 Fiscal Year Annual Research Report
外国語教育における能力評価方法についての問題作成者と受験者の意識の研究-表面的妥当性、波及効果、重み付けについての考察
Project/Area Number |
09871076
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
木村 真治 関西学院大学, 法学部, 専任講師 (40225040)
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Keywords | 言語能力テスト / 内容妥当性 / 配点比重 / 教員意識調査 / 表面妥当性 |
Research Abstract |
本研究の第1の研究内容は、言語能力テストの問題項目の選定及び重み付けについて、どのような判断がより良いと考えらているのか、問題作成者(外国語教師)側の意識を調査することであり、第2の研究内容は、受験者のテストについての意識、テストが学習に及ぼす影響、テストが教授法に及ぼす影響等を調査・研究することである。これらの研究を実現するため、研究期間の初年度にあたる平成9年度では、多数のデータを分析するため、データ収集・分析の両過程において、コンピュータとその周辺機器、コンピュータプログラム、マークシート読み取り装置及びそのプログラム等を購入、設置、動作確認を行い、研究の準備を行った。 次に、質問紙に含める質問項目の検討のため、参考になり得る先行研究(言語テスト以外の先行研究を含む)の調査を行い、資料の収集(国内出張を含む)を行った。 第3に、現在利用されているテストについての資料収集を行った 第4に、問題作成者の研究への協力(質問紙への回答)要請を行った。 以上、4項目は平成9年度終了時までに行うと、研究計画書に記載した通りであるが、これに加え、以下の事柄を行った。 実用英語検定試験を対象に、言語能力テストの問題項目の重み付けについて、外国語教師の意識の調査を行った。この研究については平成10年度大学英語教育学会全国大会で発表する予定で、研究発表の申込を終え、現在審査待ちの段階である。 次に読解テストの問題形式についての受験者の意識調査を論文にまとめ、協力を依頼した他2名と共著で語学ラボラトリ-学会誌に発表した。この論文の研究内容は本研究助成と直接の関わりはないが、本研究の第2の研究内容の基礎的研究となるものである。
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