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1998 Fiscal Year Annual Research Report

日・ネワール語対照述語の研究

Research Project

Project/Area Number 09871082
Research InstitutionMimasaka Junior College

Principal Investigator

桐生 和幸  美作女子大学短期大学部, 生活科学科, 講師 (30310824)

Keywords述語動詞 / ネワール語 / 日本語 / 対照研究
Research Abstract

1. 研究経過
本年度は,昨年度に引き続き,ネワール語の動詞のデータの収集とデータの整理にほとんどの時間が費やされた。現時点において,基本動詞として約500語を定め,それについてデータを収集しているが、約300語の収集が完了した。残り200語については,継続して収集する予定である。また、データの見直しにより,再度データの取りなおしが必要となった語彙があり、これらについても継続してデータの収集,整理を行う。
2. 研究成果
本年度は,特に,アスペクトの補助動詞であるcwaneと動詞が共起したときの意味の範囲を調べ,データベースに加えた。現時点で判明していることは,このcwaneが、日本語の「テイル」と意味的な関連性があり、動作の進行と結果の状態を表すということである。しかし、結果の状態に関しては,日本語の「テイル」が、単なる状態を表すことが出来るのに対して,ネワール語の本動詞+cwaneは、話者が以前と異なる状態を初めて認識した時にしか使うことが出来ず,単なる状態を表すことが出来ない,と言うことが分かった。このことについては,ネパールの言語学会にて成果の発表を行った。
(A Contrastive Study of Aspectual Auxiliary Verbs in Newari and Japanese, the 19th AnnualMeeting of Linguistics Society of Nepal,November 26.)
3. 今後の取りまとめへ向けての予定
来年度の取りまとめに向けて,最終的な語彙集作製用にデータベースの再構築を年度末より始め,データベースの処理方法を確立した。また、デバナガリ文字,日本語,英語,IPA記号などの多言語環境を実現するために,LATEXのパッケージを使用することにする。最終的には,データを従来の印刷,PDFにて用意する予定。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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